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きたみらい通信

2017年4月25日 [マメ知識,きたみらいの今]

「玉ねぎの種子はどこから?」という疑問にお答えします!

4月下旬、きたみらい地域では春小麦の播種を終え、いよいよ玉ねぎじゃがいもの植え付け作業が本格化します! これまで玉ねぎの播種の様子をお伝えしてきましたが、今回は「玉ねぎの種子はどこから?」という謎に迫ってみたいと思います。

皆さんは、玉ねぎは実は2年生植物だということをご存じでしょうか? 皆さんが普段食べているのは1年目の玉ねぎなのですが、どこを探してもその中に種は見当たりませんよね。1年目の玉ねぎは食用にする以外に、種子を取るための「母球(ぼきゅう)」として栽培されているものがあるのです。

そして母球の管理を委託された生産者さんは春、ビニールハウス一面に2年目の玉ねぎを敷き詰めます。写真はJAとホクレンの職員が植え付け作業を行ったときの様子です。

職員による植え付けの様子

すると芽が出てきて、だんだんとネギ坊主(トウが立つ部分)が伸び、花が咲いた後に、ようやくネギ坊主から種子が取れる・・という仕組みになっています。ちなみに、1年目の玉ねぎでもストレスのかかる条件下では、子孫を残そうとネギ坊主ができてしまうことがあります。

母球の芽

ビニールハウス一面に母球が敷き詰められた様子は、普段玉ねぎを栽培する生産者の方でもなかなか目にする機会がないかもしれませんね。

ハウスの様子

きたみらい地域にある訓子府町では3戸の生産者さんによって母球の管理が行われています。4月7日に植え付けた母球は早くも芽を出し始めました。ネギ坊主が出来上がるのが今から待ち遠しいです!