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きたみらい通信

2019年6月25日 [きたみらいの今]

牛の粗飼料となる一番牧草の収穫作業が本格化しています!

6月中旬から、一番牧草の収穫作業が本格化してきました!

収穫された牧草は、乾草ロールやサイレージに調整されます。牧草は年に2~3回収穫されますが、最初に収穫する牧草は「一番牧草」といわれ、とても栄養価が高く味も良いので、牛たちの大好物です。一番牧草を与える時期になると牛たちは喜んで腹いっぱい食べ、牛乳をたくさん出してくれます。酪農家にとって一番牧草はとても大切な粗飼料(そしりょう)なのです。

さて、こちらの写真は6月22日に北見市留辺蘂町瑞穂で行った牧草収穫作業の様子です。

牧草収穫作業の様子1

この日は曇り空。収穫時期ですが晴れ間続かず、雨と雨の狭間で作業をするので、牧草を予乾する時間がなかなか持てません。刈った牧草は、大型のフォレージハーベスターで2~3cmに細断しながら、並走している大型ダンプに収穫していきます。

牧草収穫作業の様子2

収穫された牧草は貯蔵する施設に運ばれ、サイレージになります。専用の機械を使って細断された牧草を大口径のチューブの中へ入れ、高い圧力をかけながらソーセージの肉詰めのように圧縮します。このサイレージを貯蔵するシステムを「チューブバックサイレージ」といい、詰め込みと圧縮が同時にできて作業性が優れている、空気が侵入しにくいので品質保持能力が高い、などの利点があります。サイレージの開封は約2カ月後です。

「牛さんたち! おいしい一番牧草を食べられるまで、あと “モー” 少しの辛抱です。楽しみに待っていてね!」