「北見」と聞くと玉ねぎを思い浮かべる人が多いかと思いますが、実はメロン栽培にも力を入れています。JAきたみらい地域では「訓子府メロン」「北見メロン」「端野メロン」が栽培されています。今回は「北見メロン」をご紹介します。
北見メロンは主に北見地区で栽培され、平均糖度が15度と非常に高くとろけるような口当たりが特徴です。見た目も、きめ細かい網目模様でとても綺麗です。
北見メロンはなぜ甘い?
北見メロンの栽培は、氷点下まで冷え込む2月から始まります。オホーツクの肥沃な土壌で長く厳しい冬を乗り越え、最高品質のメロンを育成するために、ハウスの水やりや雑草取りなど生産者がてまひまかけて育てています。
北見地方は朝夕の寒暖差が大きく、日中の気温が35度以上になる日でも日が沈むと20度ほどに下がります。また日照時間が長く、北見メロンは陽の光を十分に浴びることができます。
一般的に、メロンは昼に浴びた日光で養分を果実に蓄え、夜は呼吸することでその養分を消費してしまいます。けれども、夜間の気温が低い北見地域では、呼吸が抑えられ養分を蓄えるのです。自然に恵まれたきたみらい地域だからこそ、甘くておいしいメロンが育つのです!
北見メロンのこだわり
北見メロンの生産者は、糖度の高さにこだわりを持っています。JAきたみらいでは糖度が13度以上であれば良質なメロンと判断し「品質保証書」が与えられますが、北見メロン生産者のみなさんは「14度以上じゃないと出荷しない」と妥協しません。ですので、自信を持って甘いメロンだと言えます。
北見メロンのおいしい食べ方
北見メロンをよりおいしく食べるには、追熟をおすすめします。追熟は常温で保存させましょう(冷蔵庫での追熟は避けてください)。期間としては5日から1週間前後がおすすめです。食べごろを見分けるサインは、収穫直後は灰緑色だったメロンがだんだんと黄色味を帯びてきて、メロンのお尻を軽く押すと柔らかく弾力が出てきたら完熟した食べ頃です。
メロンは召し上がる2~3時間前に冷蔵庫で冷やすのがおすすめです。冷やしすぎると味が落ちてしまうので、ご注意ください。
メロンで健康促進!
甘くておいしいメロンですが、実は栄養価が非常に高いのです。メロンに含まれるカリウムはバナナよりも多く、果物の中でもトップクラスに豊富なため、高血圧や動脈硬化などの予防効果が期待できます。また、視力・粘膜・皮膚の健康維持を助け、喉や肺などの呼吸器系統を守るβカロテンを非常に多く含んでいます。さらに、ストレス緩和に効果を持つGABA成分を多く含んでおり、リラックス効果も期待できます。
新型コロナウイルスの終息はまだ先が見えない今日です。栄養満点の北見メロンを食べて健康促進を図りましょう!
今年のお中元やギフト、家族や自分へのご褒美として、甘くてジューシーな北見メロンはいかがでしょうか。お求めは、お近くのスーパー、オンライン「ショップきたみさん!」にて!