きたみらいの作物
BEANS
小豆や白花豆
豆 類
【出荷時期:11月中旬~8月下旬】
※年産によって出荷時期に変動あり
⾖のこと
あずき、インゲンマメ、花⾖は、乾燥⾖の重量の50%以上が炭⽔化物(糖質)で、たんぱく質を約20%と豊富に含む⼀⽅で、脂質は約2%とほとんど含まれていません。このため、健康維持やダイエットに最適な低脂肪‧⾼たんぱく⾷品として考えられます。また、⽇本⼈に不⾜がちなビタミンB、B、Bなどのビタミンや、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラルもこれらの⾖には豊富に含まれています。⽩花⾖は100g中の⾷物繊維も多く、さつまいもやごぼうよりも⾼い含有量です(⽩花⾖19.6g/g、さつまいも 2.3g/g、ごぼう 5.7g/g)。
エリモ⼩⾖のきたみらいブランド「紅凛」やきたろまんなど、さまざまな⼩⾖や、⽣産量⽇本⼀の⾼級菜⾖、⽩花⾖などが⽣産されています。
⽇本⼀の⽣産量「⽩花⾖」
⽩花⾖はきたみらい管内で全道の約7割の作付けがされており、紫花⾖はきたみらい管内で全道の約80%の作付けがされ、虎⾖‧⼤福についても胆振地⽅に次ぐ2番⽬の産地となっており、北海道産の⽩花⾖と紫花⾖といえば、きたみらい産と⾔われるほどの⽣産量を誇っています。(平成20年産 JA調べ)
きたみらい管内での栽培は、昭和30年代に温根湯地区で始まり、冷涼な気象条件に適していたことから、温根湯‧留辺蘂‧置⼾地区で普及しました。
⽩花⾖‧紫花⾖‧虎⾖‧⼤福の4品⽬はつるが⻑く伸びるため、⼥⽵といわれる⽀柱が使われ多くの⼿間がかかり、価格も⼩⾖‧⾦時などの菜⾖よりも⾼く流通されていたことから、「⾼級菜⾖」と呼ばれています。
作り⼿の思い
留辺蘂町で昭和30年代に始まった⽩花⾖の栽培は、森⾕吉蔵氏による本格的な取り組みが起源です。⽩花⾖栽培は代々受け継がれ、留辺蘂町の地域ブランドとして発展してきました。しかし、近年では気象条件の変動により、播種後の低温‧⼲ばつ、開花時期の⾼温、収穫時期の⻑⾬などが影響し、品質‧収穫量の維持が課題となっています。こうした課題に対処するため、気象変動に対応した農作業管理を徹底し、安定供給に努めています。
写真提供:ホクレンGREEN
未来に向けて
⽩花⾖の栽培は⼿作業が主です。⼥⽵(めたけ)を使った⽀えや収穫、脱穀など、機械化が進む他の農作物よりも⼿間がかかります。それでも、「地域ブランドへと成⻑した⽩花⾖を次世代へ⼤切に受け継ぎたい」という強い想いがあり、⽩花⾖の更なるPRと消費拡⼤、地域の振興を⽬指していきます。
写真提供:ホクレンGREEN
⽩花⾖ができるまで
5⽉、出来秋を期待して、⼀粒⼀粒を⼈の⼿によって丁寧に種を蒔いていきます。
6⽉上旬、成⻑すると、蔓(つる)が3m以上にもなる為、⼥⽵と呼ばれる⽀柱を⽴てて、⽵に昇らせて地⾯に付くのを防ぎます。⽣産初期には⼥⽵ではなく、河川に⽣えていた柳の枝が使⽤されていました。
6⽉中旬、蔓(つる)が⽵を昇っていくのを助ける為、⼀本ずつ丁寧に巻きつけていきます。
7⽉頃になると、畑⼀⾯に⽩い花が⼀⻫に咲きます。花が咲く頃に気温が30℃を超える⽇が続くと、花が落ちてしまう為、冷涼な地域でしか栽培できません。
10⽉、枯れてきた蔓(つる)を⽵からはずし、写真のように積み上げます。にお積みといい、⼤きなものは2m四⽅にもなります。しばらくの間、⾃然乾燥を⾏い、収穫を待ちます。
10⽉下旬以、JAへ持ち込まれた⾖は、機械によって調整を⾏い、最後は⼈の⽬と⼿によって選別され、袋に詰められて出荷されます。
⽩花⾖の商品
JAきたみらいでは、⾖を活⽤し、「⽩花⾖シーザードレッシング」や「⼤正⾦時と鶏⾁のキーマカレー」、「北海道産 ⽩花⾖コロッケ」、「北海道おんねゆ特産 ⽩花美⼈」、その他オリジナル加⼯商品を多数販売しています。
オリジナル商品もぜひご覧ください。
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