JAきたみらいの農畜産物

豆類

概要

品種 白花豆、紫花豆、小豆、虎豆、大福豆、大豆、その他
出荷時期 11月中旬~8月下旬(年産によって出荷時期に変動あり)

白花豆について

豆類紹介-01

白花豆はインゲン属の中のベニバナインゲンのことを言います。中でも白色の大きな花をたくさん咲かせるのが特徴で、子実も白色をしていることから名前の由来となり、白花豆と呼ばれています。
インゲンマメは中央アメリカ原産で、新大陸到達以前に、南北アメリカに広がったといわれ、紀元前4,000年頃のメキシコの洞窟からも発見されています。16世紀にスペインへ伝わり、最初は貴族の贅沢な食べ物として扱われていましたが、17世紀にはヨーロッパ全域へと広がり、更に世界中へと普及していきました。

 

豆類紹介-02

日本での花豆の歴史は江戸時代までさかのぼります。
花が大きくてきれいな為、当時はもっぱら観賞用として栽培されていました。
食用としての栽培は、大正時代になってからです。
きたみらい管内での栽培は、昭和30年代に温根湯地区で始まり、冷涼な気象条件に適していたことから、温根湯・留辺蘂・置戸地区で普及しました。
花が白く、子実も白いものは白花豆。鮮赤色の花を咲かせ、子実が紫の地に黒色の斑が入っているものは紫花豆と呼ばれています。現在は、主として北海道で生産され、一部、長野県などの冷涼な地域でも作付されています。

 

豆類紹介-03

5月

出来秋を期待して、一粒一粒を人の手によって丁寧に種を蒔いていきます。

 

豆類紹介-04

6月上旬

成長すると、蔓(つる)が3m以上にもなる為、女竹と呼ばれる支柱を立てて、竹に昇らせて地面に付くのを防ぎます。

 

豆類紹介-05

6月中旬

蔓(つる)が竹を昇っていくのを助ける為、一本ずつ丁寧に巻きつけていきます。

 

豆類紹介-06

7月

この頃になると、畑一面に白い花が一斉に咲きます。

花が咲く頃に気温が30℃を超える日が続くと、花が落ちてしまう為、冷涼な地域でしか栽培できません。

 

豆類紹介-07

10月

枯れてきた蔓(つる)を竹からはずし、写真のように積み上げます。にお積みといい、大きなものは2m四方にもなります。

しばらくの間、自然乾燥を行い、収穫を待ちます。

 

豆類紹介-08

10月下旬

乾燥が進むと、脱穀を行い、JAの選別施設へと持ち込みます。

 

豆類紹介-08-1

乾燥したら蔓(つる)ごと機械へ入れると、写真のような豆が分かれて出てきます。

 

豆類紹介-09

10月下旬以降

JAへ持ち込まれた豆は、機械によって調整を行い、最後は人の目と手によって選別されます。

選別された豆は袋に詰められて出荷されます。

※ピックアップ「生産量日本一のJAきたみらい産『白花豆』」の記事はこちら

豆のいろいろ

白花豆の仲間達

「高級菜豆」=白花豆・紫花豆・虎豆・大福豆

白花豆と同じようにつるが長く伸びるため、女竹といわれる支柱が使われ多くの手間がかかり、価格も小豆・金時などの菜豆よりも高く流通されていたことから、白花豆・紫花豆・虎豆・大福の4品目は「高級菜豆」と呼ばれています。

※きたみらい通信の白花豆に関する記事一覧はこちら

日本一の生産量

白花豆はきたみらい管内で全道の約7割の作付けがされており、紫花豆はきたみらい管内で全道の約80%の作付けがされています。
虎豆・大福についても胆振地方に次ぐ2番目の産地となっています。
北海道産の白花豆と紫花豆といえば、きたみらい産と言われるほどの生産量を誇っています。(平成20年産 JA調べ)

豆類紹介-10

豆は豊富な栄養原

あずき、インゲンマメ、花豆は乾燥豆の重量の50%以上が炭水化物(糖質)で、たんぱく質を約20%と豊富に含む一方、脂質は約2%とほとんど含んでいません。このため、健康維持やダイエットに最適な低脂肪・高たんぱく食品ということができます。
また、日本人に不足がちなビタミンB1、B2、B6等のビタミンやカリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛等のミネラルも豊富に含んでいます。

豆の優れた機能性

インゲンマメは大豆とともに、食品の中でも際立って食物繊維の多い食品です。食物繊維の多い食品として引き合いに出されるごぼうでも食物繊維の総量は11.1g(100g中)で、さつまいもは2.2gですが、あずきやインゲンマメには12~13gの食物繊維が含まれています。
食物繊維は昔から言われていた便秘に効く他、心疾患、動脈硬化症、糖尿病、大腸がんなどの予防に効果があることが認められております。
また、食べる時に噛む回数が増加するため早食いを防ぐ上、胃に長時間留まることから満腹感を得やすく、食べ過ぎ、肥満の防止に役立ちます。

主な小豆の作付け品種

  • エリモ小豆~きたみらいブランド「紅凛」
     (鮮やかな赤で心が引き締まり、勇気が盛んなさまといったイメージ)
  • きたろまん
     

※きたみらい通信の小豆に関する記事一覧はこちら

リンク集

豆の紹介をしているHP

豆類協会  http://www.mame.or.jp/

ホクレンが運営する豆のWEBサイト「まめぐらし」  https://www.hokuren.or.jp/mame/

きたみらいの豆を販売している会社のHP

きたみスイーツ 白花豆のお菓子の出品会社
清月   http://seigetsu.shop-pro.jp/

きたみらいの豆を使用して加工品を作っている会社のHP
福寿草  http://www15.plala.or.jp/northfox/

 

※きたみらい通信の豆類に関する記事一覧はこちら

※きたみらい通信の大豆に関する記事一覧はこちら

JAきたみらいでは、豆を活用し、「白花豆シーザードレッシング」や「大正金時と鶏肉のキーマカレー」、「北海道産 白花豆コロッケ」、「北海道おんねゆ特産 白花美人」、その他オリジナル加工商品を多数販売しています。
オリジナル商品もぜひご覧ください。