訓子府町 酪農実習生受入協議会
訓子府町では、JA、受入れ酪農家が『酪農実習生受入協議会』を組織し、町ぐるみの受け入れ体制を取っています。JAは、実習を希望する方々の窓口となって、実習開始までのサポートをします。
訓子府町【くんねっぷちょう】とは・・・

北海道オホーツク管内の北見市から約17kmの純農村で、玉葱・馬鈴薯・ビートを主産物として生産しています。
酪農家は39戸の農家が約5,800頭の乳牛を飼育し、これまで乳量で北海道の上位にランクされる酪農関連施設の整った町です。
これまで多くの実習生を道内外から受けており、各自が北海道の四季を思う存分エンジョイしています!!

作業内容

AM5:00 ~ PM7:00 (実働 8 時間程度)
朝夕の搾乳作業・牛舎の清掃・飼料給与・牛の手入れなどで、時期により牧草の乾燥上げ・デントコーンの収穫作業がありますが、労働的には初めての方・女性の方でも実習可能です。(慣れるまで多少の筋肉痛はあります。)
酪農実習生の声(1)
平成15年度~平成22年度に実習の方(女性)
【動機】 私は、小さい頃から動物が好きで、中学生のときに動物と関わる仕事に就きたいと思っていました。そのため、高校も農業高校に進学し、畜産学を学び、また動物飼育を学ぶことが出来る専門学校に進学し、様々な実習をしてきました。そのような経験の中、牛や動物が好きなことを改めて確認していた際、北海道に実習で来る機会があり、その時お世話になった方が訓子府町の元実習生で酪農をやってみたいと告げると、この訓子府町の酪農実習生制度を紹介してもらい、応募することを決めました。
【訓子府町の印象】 町の建物は新しくて、町中は電線が地上に出ていないのでとても広くスッキリしています。空気がきれいだから星がきれいに見えます。水もとっても美味しいです。町の人たちは気さくで親切な人ばかりです。
【酪農を体験しての感想】 初めは学生の頃の生活リズムと違い朝早く起きるのは辛かったし、体を使う作業が多いので始めた頃は全身筋肉痛で大変でした。でも毎日同じスタイルなので徐々に慣れてきました。仕事をしていて嬉しい事は、やっぱり子牛が生まれる時です。命が誕生する瞬間はとても感動します。逆に悲しいことは死産だったり淘汰する時です。でも今では嬉しい事も辛い事もすべて含めて酪農生活がとても楽しいです。
酪農実習生の声(2)
平成21年度~平成22年度に実習の方(女性)
私は、新潟から、平成21年度の7月末に北海道に実習をしに来ました。
新潟にいた時は酪農とは全く関係がない、美容師という職に就いていました。なので、酪農実習生活は日々が全く知らない事だらけで、ゼロからのスタートでした。
牛と言う動物自体は高校の時に総合学科で少しは農業の勉強もしていたので、私は怖いと思ったことはありませんでした。でも、その時は畜産で牛は牛でも肉牛でした。乳牛は北海道に来てから初めてのことでした。
北海道に来てからの実習生活は、毎朝5時からの牛の餌やりで始まりました。牛の餌やりをして、搾乳をして、放牧をして・・・。
大体が毎日同じ仕事の繰り返しでした。なので、仕事の順序を覚えればそんなに難しいことでは無かったです。一つ一つの作業はほとんどが力仕事でした。私は筋肉があったわけでも運動をしていたわけでもなかったので、重たいものを持ったりするこの仕事は、最初のうちはなかなか出来ませんでした。でも、仕事をしていくうちに、自然と力がついてきて、一人では出来なかった仕事が一人で出来るようになり、今まで持てなかった物が持てるようになりました。
なので、女性の方、力の無い方でも、仕事をしていくうちに慣れていくので、やる気さえあれば誰にでも出来る仕事です。
牛はとてもかわいい動物だと私は思います。酪農実習も、元々は牛が好きで、牛と関わる仕事がしたいと思い、始めました。
1年間の実習をして、私はもっと牛が好きになりました。今では牛と毎日じゃれ合っています。牛も人間や猫や犬と一緒です。ご飯を食べ、ウンチをして寝ます。それから性格もみんな違います。顔も、体も、声も一頭一頭みんな違います。
当たり前のことかもしれませんが、私は実習をして強くそう思い、感じました。
私は酪農に携わることが出来てよかったと思っています。実習という形でも、牛と関わる事が出来て、本当に楽しかったです。
当たり前のことだけど、この仕事をして初めて知ったことや「牛の口の中って、こんなになってるんだぁ!」と、携わらないと気が付かないことなど、毎日が初めてのことでとても新鮮でした。
1年間と言う短い間でしたが、実習を通じて、たくさんのことを学びました。もちろん、毎日大好きな牛と過ごせて楽しかったです。
お世話になった皆さん、1年間ありがとうございました。
受入内容
資格
【対象者】健康で、満18歳から35歳までの男女で下記のいずれかに該当する方とします。
- 未経験者の方でも牧場や酪農に興味のある方
- 原付・普通自動車運転免許を持っている方
- 酪農後継者として実習したい方
- 将来、実習を基に酪農を職業としたい方(酪農ヘルパー・結婚等)
- 酪農実習を体験したい方
また、経験者によっては面談で賃金の優遇措置も考慮致します。
実習期間
来町してから1年間 (最低6ヶ月)とします。
但し、契約実習期間が切れる前であれば、牧場主・実習生間の両者合意の上で期間の短縮・延長をすることが出来ます。
実習時間
午前 5:00 ~ 午後 7:00 ※受入牧場により多少の差があります。(実働 8時間程度)
また、繁忙期には時間の延長もある場合がございます。
実習内容
- 乳牛の飼育管理 朝夕の搾乳、牛舎の清掃、飼料給与、牛の手入れ
- 飼料収穫作業 牧草の乾燥上げ、デントコーンの収穫作業
- その他酪農に関わる作業(農家の家事手伝い 等)
※2については季節による作業
実習手当
(支給日は毎月20日締めの同日20日支払い)
月額手当支給額 | 日額手当支給額 | |
月額手当支給額 | 207,000 | 6,900 |
食費控除 | 47,000 | 1,500 |
健康保険控除 | ||
諸経費一部負担 | ||
差引手取額 | 160,000 | 5,400 |
- 但し、最初の1ヵ月は見習い期間として実習を行った日のみ日割りとします。
- 北海道最低賃金(1時間当たり 861 × 8時間 = 6,888 < 6,900円)
- 2ヶ月目から手取額 160,000円
- 昇給有り
1年経過後2年目:月額5,000円(日額200円)増額いたします。また、3年目以降再雇用となった場合については別途協議し、決定致します。 - 休日手当
1日6,900円(手取額5,400円)※所定の休暇を消化できない、または出来なかった場合に翌月の実習手当支給日に支給します。 - その他
作業着等、現物支給
休日
- 4週4回(不定期となる場合あり。また、時には朝の作業のみの手伝いを願う場合もあり。)
- 6ヶ月間以上の実働者は3日の有給休暇あり。1年間以上の実働者は1週間の有給休暇あり。
待遇
- 住み込みを希望の場合、受入牧場と相談。
- 親睦旅行あり。(年3回程度)
※費用については主に牧場主負担ですが、一部実習生に負担願う場合もあり。 - 地元青年女性団体との交流機会あり。(任意)
- 不慮による一時帰省の配慮。
- 病気・怪我による休日の配慮。
- 労災保険、傷害保険、健康保険の加入(牧場主負担ですが、健康保険のみ実働者の3割負担となり、賃金より控除致します。)
- 自動車の貸与 ※牧場主の判断により見合わせる場合あり。
旅費支給
- 1年以上の実習期間を満了した方については、航空運賃の往復分を帰省時に支給(区間は女満別空港から実習生の帰省する最短距離空港まで)致します。
- 6ヶ月以上1年未満の実習期間を満了した場合には、航空運賃の片道分を帰省時に支給いたします。
- 契約期間に満たないうちに帰省した場合には支給されません。
- 支給する航空運賃は帰省する日の一般運賃としています。
- 道内実習生で航空便がないところについては、帰省する日の一般特急グリーン料金を支給致します。
応募
※詳しい募集内容については、下記連絡先までご連絡下さい。
〒090-0813
北海道北見市中ノ島町1丁目1番8号
JAきたみらい営農振興部
担い手グループ
酪農実習生受入協議会事務局
TEL(0157)24-2145
FAX(0157)24-2212
採用
応募者の中から履歴、動機等を考慮して、採用を行います。また、採用の可否については書面等で本人宛に通知いたします。
※航空便で来町される場合は北海道女満別空港まで、JRの場合には北見駅まで迎えに参ります。