“農の神” と呼ばれた男の映画『NORIN TEN 稲塚権次郎物語』を上映中です

先日久しぶりに気温が高くなった北見です。30度以上を記録した箇所もありましたが、今週は一転気温が低くなり、体調管理が大変です。7月に入りましたので、カラッとした夏晴れとなることを期待しています。

さて、現在イオンシネマ北見店では “農の神” と呼ばれた男の映画が2週間限定で上映中です! 初日には来場者にJAきたみらいのオリジナル加工商品「麦香旨 麦まるごとうどん 平打ち」が配布されました。

麦まるごとうどん 平打ち配布

皆さんは、育種に人生をかけ “農の神” と呼ばれた男性のことをご存じでしょうか? その男性の名前は、稲塚権次郎です。

あらすじを簡単にご紹介しますと、農家の出身である主人公の稲塚権次郎は「農家を楽にしたい」という熱意から進学を決意。大学でも農業を学び、育種の道へ進むことになります。そこでたくさんの仲間と巡り合い、米や小麦などの育種を研究して実績を積み上げていきました。

稲塚権次郎の熱意の根底には「実家の両親への恩返し」という、シンプルながら強い思いが流れていました。その熱意のため、研究に没頭したり時には怒りをあらわにしたりと、決して楽とはいえない困難がつきまとう人生でしたが、その意思の強さがあったからこそ「農林10号」という品種を作ることができたのかもしれません。

後に、アメリカ人学者ノーマン・ボーローグ氏が「農林10号」を交配に使用し、ノーベル平和賞を受賞するほど世界の食に貢献しました。その功績は稲塚権次郎がいなかったら成しえなかったと劇中でも語られています。

私たちが普段何気なく食べている作物も、品種改良を繰り返した結果おいしく食べられていることを実感できる映画でした。普段食べるお米がおいしいのも、こういった影での努力があるからなのだということを真摯に受け止めたいと思います。また、熱意をもって行動することの大切さも学ぶことができました。

NORIN TEN “農の神”と呼ばれた男 稲塚権次郎物語

7月2日(土)午後の上映では稲塚監督と辻市長ならびに船橋道議も出席し挨拶を行っていました。北見では2週間の限定上映と短い期間ではありますが、興味のある方はぜひイオンシネマ北見店で『NORIN TEN 稲塚権次郎物語』をご鑑賞ください。

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